実施報告
開催イベントの報告
2024/12/03
サークルタイム・対話とは?幼児期からの対話力
11月30日(土)「サークルタイム・対話とは?幼児期からの対話力」の講座を開催しました。

対話とはコミュニケーションの一つの方法ですが、実際はどんなコミュニケーションの方法なのか?と、改めて考えてみました。対話と会話は違うの?対話はおしゃべりとも違う?等、具体的に考えました。

対話とは、話すテーマは決めるが明確なゴールは決めない。相手の考え方を否定せず「そんな考え方もあるんだ・・・」と、受け入れ、固定概念や偏見を突破し、お互いの違いを認め合い、常に平静な気持ちで向き合う、ということです。

日本人は対話力に弱い、コミュニケーション力に弱い、と言われています。それはどこから来るのか?と考えました。日本の地形や風土、そこから生まれる様々な環境や教育に原因があるようです。しかし、自分たちの文化を否定するものではありません。ただ、未来を生きる子ども達の環境や教育は、世界の移り変わりとともにプラス思考で改めて考えていく必要が大いにありそうです。

では、これからのコミュニケーション力には何が必要なのか?今の日本社会はどのような方向性に進もうとしているのか?
また、世界は確実に情報化が進み、革新的な改革が進もうとしている中で、人と人のコミュニケーションがそれほど重要なのか?など、視野を広げ様々な視点から考えてみることにしました。

そして後半は、自分自身の対話力を振り返りながら、保育園での職員同士の関係、職場でのコミュニケーションの在り方を考え、職場での良いところ、改善できると感じたところなどをテーマにグループワークをしました。

最後に、保育実践「サークルタイム」を改めて見直しました。
毎日のサークルタイムが、朝の連絡会になっていないか?
時間は長すぎないか?
きちんとテーマを意識して子ども達に伝え、考える場になっているか?
子ども達全員の信頼関係つくりの場になっているか?
どの子も安心して自分の思いを言えているか?など、再確認しました。

自分を言葉で表現することは、個々の性格や育った環境など、大きく影響し違いは出てくるでしょう。
しかし、日常的に自分の意見や思いを伝える事のできる人や場があれば嬉しいのではないでしょうか。
そして、いつでも自分の話を聞いてくれるという安心感があれば、きっと落ち着いて人の話にも耳を傾けることが出来るでしょう。
人の話を聞けるということは、自らの考えを表現する力にもつながるでしょう。
そして、考えたことを表現し認められる経験を積み重ねれば、コミュニケーション力はグンと上がるのではないでしょうか?

それが必要な幼児期からの対話力になると思います。
毎日の積み重ねが、将来大きな力になってくれることを信じて、サークルタイムを「対話」の場にしましょう。


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