あそまなブログ
きままな「あそまなブログ」
2024/11/15
イエナプラン100周年記念大会に参加して
2024年11月2日(土)3日(日)に広島に行ってきました。福山市で「イエナプラン100周年記念大会」が開催されました。日本にイエナプラン教育を広めた、社会学者・教育研究者であるリヒテルズ直子氏をお招きして講演会も行われました。

実は、2019年2月3日に「あそびとまなび保育・教育研究会」で、リヒテルズ直子氏に「世界で一番幸せな子どもたち」である「オランダの教育みて」について講演をしていただきました。私は、その時から、教育そのものを考え始めたように思います。

それまでは、テーマ活動の進め方、サークルタイムの話し方・環境の作り方など、結局は技術的な方法論にだけ視点をあて考えていたのではないか、と気づき始めました。
そして、イエナプラン教育を学び始めるうちに、本物の教育・人を育てることについて、今までとは違う視点で見ていることに気づきました。

日常の生活の中に教育は根付いているべきであり、子どもにかかわるすべての人が教育を考え参加し、教育を「学校」という場によって、特別のものにして切り離してはいけないということです。
そして、教科別の教育や少しでもたくさんのことを覚える量の学びではなく、子どもたちが生活やかかわりの中で、教えあい気づきそして学び、学び続けていく力をつけることが、大切なのではないかと思います。

東京の出版社「ほんの木」の高橋さんとの話の中で「リヒテルズさんは、学ぶということを学ぶことが大切なんだ、と言ってるよ」と聞いたとき、なるほど・・・本当だ!!と思いました。

今回の記念大会でもたくさんのことを学ばせていただきました。そして、様々な地方からの参加者との交流が新鮮でした。何より広島の公教育の取り組みには、驚きました。地方の活気や新鮮な感覚には脱帽です。また、研究会の中で皆さんにお伝えしていけたらと思っています。

100年前にペーター・ペーターセンが唱えた教育理念、イエナプラン教育が今も広く根付いているのは、そこに人が育っていく普遍的な教育哲学があるからだと思います。社会状況や生活背景によって、都合よく変わることのない教育哲学です。

それを表しているのが、イエナプラン教育の20の原則と8つのミニマムです。リヒテルズ直子氏は、「これからもイエナプラン教育は継承していきます。20の原則と8つのミニマムがあるので、常にそこに立ち返ることが出来るのです」と、話されています。

100年続いたイエナプラン教育、これからの100年がどのような世界を繰り広げているのか想像ができません。しかし、100年後もイエナプラン学校が存在するならば「地球は大丈夫!!人間は大丈夫!」なのだと思います。

そう祈りながら、皆さんとお別れしてきました。

実は、11月1日に学生時代からの島根在住の友人と、せっかく私が広島まで行くのだからと落合、前から行ってみたかった下瀬美術館に行ってきました。「ママちゃん(友人)」「カットウ(私)」と、感動の再会を喜び一瞬にして学生時代に戻りました。変わり果てた私たちの50年、しかし・・・なんと短い50年でしょう。




イエナプラン100周年記念大会に参加して
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