
きままな「あそまなブログ」
2024/08/27
孫と二人、撮り鉄旅行 ―大井川鐵道へー
2024年8月6日7日8日と二泊三日で、中学1年生になった孫(男子)と二人、静岡県寸又峡に行ってきました。孫の趣味は「魚釣りと撮り鉄」です。
夏休み前、何気なく「七ちゃん、夏休みになったら、大井川鐵道に乗って奥大井湖上駅まで行こうか?」というと、「うん、行く」というので、計画しました。どうせ行くなら、寸又峡温泉に泊まろう、と思いました。
旅館に電話すると「湖上駅と夢の吊り橋に行くなら二泊の方が良いですよ」と言われ、“あ、そうか!寸又峡は「夢の吊り橋」がある!”と思い、二泊にしました。
これで、目的は二つになりました。
一つ目は、何としても千頭駅からアプト式機関車に乗り「奥大井湖上駅」に降り立ち、レインボーブリッジ展望台まで行こう!です。
二つ目は寸又峡温泉から歩いて「夢の吊り橋」に行くことです。
さあ、目的達成いよいよ出発です!!
孫と二人でリュックを背負い、京都から浜松経由で金谷まで行き、大井川本線に乗り換え家山まで、家山からバスで千頭まで、千頭でバスを乗り継ぎ寸又峡温泉へ!・・・しかし、周りを見渡すと、今まで賑やかだったインバウンドの観光客のグループも途中で降り、千頭までやって来たのは、私と孫とあと一人・・・勿論、千頭からのバスも3人??ちょっと不安・・・さすがに秘境!!
しかし・・・奥へ奥へとバスは走ること40分・・・
寸又峡は静岡県大井川の上流に位置し、付近は深い渓谷で原生林や清流に囲まれ、バスも一日に数本しか走っていません。しかし、朝晩の冷たい風は心地よく、温泉は南アルプスの麓から湧き出るアルカリ性単純硫黄泉だそうです。お湯の中で触るとぬるっとした感触でした。
そんなわけで、1日目石山を出発して約6時間、何とか旅館に辿り着き・・・孫と二人・・・コンビニ一つない山奥もなかなかいいもんだ!!と思い、美味しい料理をいただきぬるっとした温泉につかり、冷たい風に吹かれぐっすり眠りました。
次の日はいよいよ奥大井湖上駅を目指します。千頭駅までバスで戻ること40分、千頭から大井川鐵道井川線「南アルプスあぷとライン」に乗り出発です。
南アルプスあぷとラインという名称の通り、“アプトいちしろ駅から長島ダム”の1駅間は、トロッコ列車にアプト式機関車を連結して運転するため、ここでは連結シーンが見られます。
アプト式とは急勾配を上がるための鉄道システムのことのようです。この1区間が、日本の鉄道路線の中でも最も急な勾配区間のようです。
「連結するため止まります!」とアナウンスが入ると、“撮り鉄七ちゃん”はカメラを持って熱心に撮影開始です。なかなかのカメラマンスタイル!です。
千頭を出発して約1時間、奥大井湖上駅に到着です。その名の通り「接岨湖」に架かる高さ70メートルのレインボーブリッジの上にある駅です。なんと、このレインボーブリッジの線路わきには歩道があり、湖の上を歩けるのです。その歩道を歩き階段を上がりしばらく歩くと、絶景ビューポイントに出ます。
そこからの眺めは、“こんな風景があるんだ!!”と、言葉に表すこともできないくらい感動しました。
さて、次の日は朝食後、“夢の吊り橋”へ、旅館から歩くこと30分、長いトンネルを抜け「夢の吊り橋」到着です。
『エメラルドグリーンの「大間ダム湖」を渡る橋、橋の長さ全長90メートル、水面から8メートルの高さ、一度に渡れる人は10人、人の行き違いは出来ません』と観光案内には書いてあります。
大間ダム湖は、確かに美しいエメラルドグリーン!!見渡す限りの自然の中の橋!その名の通り「夢の吊り橋」
しかし・・・恐い!!渡るには板のある部分が狭いでしょ!!その横は隙間だらけ・・・恐ろしい!!もう、これは無理でっしょ!!という感じでした。
さすが、七ちゃんは、勇敢な中学男子!渡り始めましたが、見ているだけでも怖いので「七ちゃん、もういいよ、バスの時間もあるし・・・」と促し、旅館へ、そして帰路へと出発です。
お世話になった優しい旅館の方々、そして旅は道連れ・・・楽しいお話が出来た方々ともお別れし、バスに乗り千頭へ・・・そして、浜松経由で京都到着、無時に『孫と二人、撮り鉄旅行』終了です。
私は、仕事をリタイアしたらリュックを背負い文庫本一冊持って、日本中をぶらぶらと知らない街を歩いてみたい…と思っていました。
「七ちゃん、楽しかった?」「うん」「次またどこか行こうか?何乗りたい?」「えちごトキめき鉄道かなあ」そうか、うんうん・・・結構いい相棒が出来たかも!