
きままな「あそまなブログ」
2024/04/22
高島からの春便り
『あそびとまなび保育・教育研究会』の本部は、滋賀県高島市にあります。
私は、滋賀県に住み30年になります。また、滋賀県内で、大津市と高島市の二重生活を始めて15年になります。大阪が勤務地であった私は、退職するまで“石山~大阪”間45分の新快速で、通勤していました。
出勤時の45分、帰宅時の45分の車中を、自分一人の時間として、文庫本(多くはサスペンス)や朝食におにぎり、サンドウィッチ等(コロナ前まで)を持って乗車し、楽しみながら「オンとオフの切り替え」の場にしていました。
滋賀と大阪では、大体温度が2度ほど違います。石山駅に降りると、フーっと空気を胸いっぱいに吸い込み「今日も無事に終わった!」、時には「イヤだな・・・明日は大変だな・・・」と思うこともありますが、取り合えず今日の仕事から離れます。そんな毎日でした。
きっと皆さんにも、“私はこれでオンとオフの切り替えができる”、と日常の中に、何かがあるでしょうね。お風呂かな?一杯のビール?好きなテレビやゲーム・・・等、何でも良いと思います。
しかし、「そんなこと無理!頭から仕事が離れない!」という方もいらっしゃいますよね。
実は私も、心も体もクタクタ・・・そんな時期もありました。園長・主任・保育士、どの立場でも、幼い子どもたちにかかわる仕事は、心も体も重労働です。でも何とか、上手に日常での切り替えスイッチを見つけてください。きっと、ちょっと楽になり仕事の効率もあがり、もっと笑顔が増えるのではないでしょうか。
4月初旬の高島マキノの春を、紹介しますね。今年はマキノに雪がなく、早くに春がやってきました。ふきのとう・スミレ・イカリソウ・ヒメオドリコソウ・カタクリ・二輪草など、マキノの地に自生している山野草です。
下の写真のヒメオドリコソウ(姫踊り子草)をジーっと見てください。字の通り、簑笠を被り、手を前に出し、センスか内輪をもって、本当に踊っているように見えませんか?小さくて地味だけど、フッと笑える面白い花です。
春も大好きですが、高島の景色で一番美しいと思うのは、冬の雪景色です。山々も並木道も我が家の庭も全て白一色に変わり、し~んと、静まり音まで雪に覆われたような風景です。
しかし、驚くことに今年初めて雪のないマキノでした。毎年、1m以上も積もるのに、本当に驚きました。地球は大丈夫でしょうか?そんなことも、教育の一環として研究会の中で、考えていくことが出来たら良いですね。
4月9日には、全国的に春の嵐が吹き荒れましたね。隣の雑木林や庭の桂の大木が、大きく揺れ、自然界の精霊が叫び声をあげているように思いました。